日本でセックスレスの割合が多い理由

セックスレスとは、1カ月以上セックスの関係がなく今後もその状態が長期に続くと思われる場合に使う言葉です。
日本においてはその傾向が特に強く出ていて、セックスレスのカップルは10年前よりも1割も増えていて、現在の割合では45%もいると言われています。

世界各国のセックスの頻度を調べた研究があります。
ギリシャはセックスの割合が最も高く、1年に138回という数字が出ています。
ギリシャやメキシコ、ブラジルなどセックスの頻度の割合が高い国では、セックスを大切だと思っている人が多く、満足度も高いという結果が出ています。

反対にセックスレスの傾向が強い国は、シンガポール、インド、インドネシアなどがあります。
シンガポールはワースト2位という結果が出ていますが、年間のセックスの回数は73回です。
少ないと言われているシンガポールと比較しても、日本の数字はとても低いことが分かります。
年間の平均セックス回数は45回と、回答を集めた国の中では群を抜いて少ない数字です。

日本では、どうしてここまでセックスレスが進んでいるのでしょうか。
まず第一に考えられるのは、日本の住宅事情です。
集合住宅などでプライバシーを守られた環境の中でセックスするのが難しいと考える人が多いです。

さらに、仕事や家事、育児などで疲れているという人が多いのも特徴です。
セックスよりも仕事などを優先してしまうという人が多いです。
日本人のセックスレスの理由として、疲れよりも多くあげられるのが、面倒くさいという気持ちです。
出産してからなんとなくという人も多く、男女ともにセックスに対して積極的ではない様子がうかがえます。

長年連れ添っているパートナーに対して、性的な対象として見ることが出来なくなってしまうのも原因のひとつです。
日本では、年齢を重ねてからもセックスをすることに対して、はしたないという感覚を持つ人が非常に多いです。
このような様々な理由で日本ではセックスレスの割合が多いです。

日本がセックスにおける満足度が非常に低い理由

ギリシャやメキシコなどのセックスレスの割合が少ない国は、セックスの重要性を知り、コミュニケーションに活かして満足度を高めています。
シンガポールや日本のようなセックスレスの多い国では、セックスの満足度も低く、満足していると答えた割合はたったの15%しかいません。

ギリシャのようなセックスの頻度の高い国は、セックスに対する考え方が日本とは異なるようです。
満足度という一言だけであらわすのは難しい問題があります。
回数が多ければ多いほどいいというわけではありませんし、少ない回数でも満足度が高いセックスができるということもあるでしょう。

日本のセックスにおける満足度が低いのは、疲れている中で行うという精神的な苦痛もあるでしょう。
求められ、断ることが難しいから相手にあわせてやっているけれども、本当はしたくないという人もいます。

妻に対して性的な魅力を感じることはできないけれども、風俗などでは満足できる場合など、日本は夫婦間のセックスに対して積極性があまり見出せません。
これは、セックスレスの傾向が強いシンガポールにも同じことが言えます。

ギリシャのように、たくさんセックスすることが、高い満足度につながるとは簡単には言えません。
しかし、相手を求めるコミュニケーションのひとつとしてセックスがあるということは覚えておきましょう。

セックスレスのカップルは、会話の量が少ないという傾向があります。
心の距離が離れてしまうと、ケンカの回数も増えてしまいます。
精神的に安心した相手でないと、本来の自分をさらけ出すのは難しいでしょう。
セックスの満足度が低い理由はこのようなところにもあります。
場合によっては、関係が冷え切ってしまう原因にもつながります。